大日本人
竹内力 UA 神木隆之介 板尾創路
発売日:2007年11月28日
商品番号:YRBN-90016
本体価格:
4,180円(税込)
ひっそりと平凡に暮らす大佐藤は、「6代目大日本人」として防衛庁から不定期に依頼される仕事で生計を立てていた。その仕事とは、大日本人となって日本中のいたるところに出没する「獣」と戦うこと。
大佐藤は防衛庁の命を受け、電変場で“ある儀式”を行い、大日本人となる。
しかし、昔とは違い、大日本人に対する世間の目は厳しく、活躍の場も次第に減っていたのだった。
日本国民を守っているにも関わらず、評価されない・・・・。そんな思いが大佐藤を追い詰めていく。
だが、ある日、大日本人の前に突如、得体の知れない「獣」が出現する。果たしてそれは何者なのか?
大日本人はその獣を倒すことができるのか? そしてヒーローという栄光の裏に隠された
大佐藤の秘密とは???
初監督作品にして、企画・監督・主演という三役をこなしたのは、現代日本のお笑い界を作った松本人志。「映画」という既成概念に囚われず、独自の新しい手法で、今までにないオリジナリティー溢れるエンタテインメントを作り上げた。キャストには竹内力、UA、神木隆之介、板尾創路など、普段の彼のフィールドでは見ることのできないバラエティに富んだ顔ぶれが揃い、そのほか思いもよらない出演者が次々と登場する。
構想5年という月日を経て作り上げられたというその脚本は、彼が発した「ヒーローの表と裏」という突飛なキーワードから生まれた。そして、この映画をまとめる大事な肝となっているのが、終始取材形式で進行されていくドキュメンタリーという手法。撮影期間は1年を要し、あくまでも順取りに拘ったからこそ生まれたリアリティーある台詞と、生き生きとした人間臭が漂う映像が贅沢に切り取られ、それと対照的にCGを多用した獣と大日本人との戦いの映像はド迫力。
さらに本作は、国内での劇場公開に先駆け、2007年度カンヌ国際映画祭にも出品され、初お披露目が行われた。カンヌにおいては、「コメディ」という異例のジャンルにも関わらず、多数の高い評価を受けた。